当院の診療方針
人は決してひとつだけの病気になるのではありません。例えば、糖尿病になると腎臓も悪くなりますし、足の動脈がつまって腐ることもあります。また、皮膚には水虫もできやすくなりますし、神的にも滅入ってうつ状態になることもあるでしょう。
このような場合、大病院ではそれぞれの病気について専門医がいるために複数の科を受診することとなります。ですが、よほどの重症でなければ専門医の診療を必要とする場合は多くはありません。多くの科にまたがる幅広い知識と経験をもった1人のかかりつけ医がそれぞれの合併症をひとつながりの病気としてとらえ、治療してくれたら患者さんにとっても便利で治療費も軽減することができます。
患者さんを部分部分ではなく、1人の人間として診察するということがプライマリケアに求められ、こういうことがかかりつけ医には大切であると考えて日常診療を行っております。
診療設備
◇レントゲン
被ばくの少ないデジタルレントゲン透視台を導入しております。安全に胃透視や注腸(大腸がん検査),骨折の整復を行うことができます。
◇胃カメラ
胃カメラ(ファイバースコープ)は細径モデルが3台あるため毎日3人の検査が可能で、年に平均400人以上の施検査をしております。カメラは希望により静脈麻酔で行いますので「目が覚めたときには,検査が終わっていた」という状態でも可能です。(経鼻内視鏡は画像が従来のものと比較して良くないこと、ガンなどを疑った場合に組織を採取する際の操作性に劣るなどの理由で導入しませんでした。)
◇超音波検査(エコー)
腹部、乳癌、心臓を観察できる超音波検査機(エコー)を2台備え胆石、脂肪肝、肝癌、乳癌、甲状腺癌、前立腺癌および心臓弁膜症などの診断の補助としています。
◇24時間心電図
小型で軽量のホルダー心電図では不整脈や狭心症の診断が可能です。
◇24時間血圧計
血圧の1日の変動がわかるので、隠れ高血圧や白衣高血圧の診断に役立ちます。
◇動脈硬化検査
多くの人間ドックでも採用されており、いわゆる血管年齢が測定できます。
◇液体窒素
顔や体にできたイボを凍結させて除去できます。
◇リハビリテーション機器
SSP低周波、干渉波、赤外線治療器、牽引装置を備え、マッサージ師、柔整師、整体師による施療を行います。
特色とする治療法や検査
苦痛のない胃カメラ。大腸がんを調べる注腸検査。心臓エコー。外傷、ホクロ、イボ等の小手術。イボに対する液体窒素を用いた凍結療法。
骨折の整復とギプス固定。
内痔核(イボ痔)に対する硬化療法。激しい腰痛に対する硬膜外ブロック(ペインクリニック)等幅広く対応します。木曜の午前診は循環器内科の専門医と二人で診療を行っています。
診療時間
診療時間 | ||||||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |||
8:45~12:00 (◎土曜日のみ13:00まで) |
〇 | 〇 | / | 〇 | 〇 | ◎ | ||
15:45~19:00 | 〇 | 〇 | / | 〇 | 〇 | / | ||
※朝は8時25分,夕方は3時45分に受付を開始します。 |
病診連携
当院は海南病院、名古屋共立病院、名古屋第一日赤病院、中京病院および県内の大学病院などの病院と連携を組んでいます。
特殊な治療や検査が必要な時は紹介させていただきます。
その他
当院は待ち時間が長く、皆様にご迷惑をおかけすることがあります。月曜日と木曜日の午前の診療は特に混雑することが多いため、お急ぎでなければ午後の診察をご利用くださるようお願いします。とくにリハビリテーションは午後の時間をお勧めします。また、最近のコロナ禍において風邪症状や発熱がある場合はあらかじめ電話連絡してから自家用車で来院ください。適応があれば抗原検査・PCR検査を行います。お車での来院が困難な方は仮設テントで診察させていただきます。万が一新型コロナだった場合の院内感染を防ぐためご協力ください。